この患者様は、右上の奥歯の歯茎から出血してくるとのことで来院されました。歯周組織検査とレントゲンで診断を行った結果、重度の歯槽膿漏が認められ、保存不可能の為、抜歯になると伝えたところ、入れ歯は絶対に嫌だと言われたので、インプラント治療となりました。CT撮影を行ったところ、上顎洞底までの距離が3ミリ程度しかなかったのですが、骨が固く、フィクスチャーの一次固定が良好だったので、開窓法による上顎洞底挙上術とフィクスチャーの埋入を同時に行いました。約10カ月後に二次手術を行い、上部構造をセットしました。また、右下の臼歯部のブリッジにも大きな二次カリエスが認められ、7番の遠心根が抜歯になり、6番、7番にインプラント治療をしました。
■術前パノラマ
2019.10.04更新
インプラント治療症例
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